鉄路轟々・リアクション。

 

◎みんきーさんへ

 いつも楽しく拝見させて頂いてます。さて、Vol.30の鉄道マニアに関してですが、私も一言。

 仙台港で「国際ゆめ交流博覧会」をやっていた時、仙台駅からJR東北本線・仙台臨海鉄道線(貨物専用)を使って会場まで臨時列車が走っていたのですが、ある日、私は車で臨海鉄道の踏切を渡ろうとすると、踏切の前の道路に2,3人の鉄道マニアが立っていました。私が来たのを見てすぐによけましたが、まいりました。なぜなら、車が1m位手前まで行ってからやっとよけたのです。どうやら、電車が来るのを待つのに夢中だったようで私に気づかなかったようなのです。私は徐行はしていましたが、そこは車もすれ違えられない細い道で、そこに人がいると結構邪魔なんです。確かに、きれいな写真を撮るのにポジションはいいかもしれませんが、道路で待っているのは非常に危険な行為です。私も鉄道が好きです。「電車でGO!」もよくやるし、鉄道模型の本も見ます(マニアとまではいきませんが)。同じ鉄道が好きな者として怒りと同時に情けなさが胸にこみ上げてきました。私は予備校に電車で通っています。いつも電車の運転手さんには心からありがたいと思っています。こういう人たちがいるから日本の鉄道が安全と言われているのに、その人たちをけなすような行為は本当にやめて頂きたいです。

 乱筆・乱文でしたが、これからも安全運転を心がけて頑張って下さい。   (マッハGO!GO!)

 

◎リアクション

 ご意見・ご感想をありがとうございます。さて、ここでどれくらいの確率で事故が発生するかというデータをお届けいたします。事故が発生した場合、どんな些細なものでも報告する義務を鉄道事業者(JR・私鉄・公営)は負っています。

 では、事故の確率「列車百万km当たりの事故件数」についてお届けしましょう。「列車百万km当たりの事故件数」というのは、列車が走行距離100万kmでどのくらいの事故が発生しているかというもので、事故の確率と説明すれば大体当てはまります。これによると、平成8年度(平成8年4月1日−平成9年3月31日)では0.7件、つまり約1,428,571kmで一件発生するということになります(運転事故件数は1003件でJR558件、私鉄445件。そのうち、踏切での事故は合計で525件。自動車の直前横断による踏切事故は525件のうちの62.5%に当たる343件・バイクによる踏切事故は42件・自転車等の軽車両による踏切事故は48件・歩行者による踏切事故は93件)そのうち、職員(主に駅係員・運転士・車掌のこと)の人為的ミスによって発生した事故(これを「責任事故」と言います)は、「列車百万km当たりの責任事故件数」を見ると0.016件。つまり、6250万kmで1件発生している計算になります(責任事故件数は22件でJR9件、私鉄13件。そのうち重大事故(死傷者10名または脱線車両10両以上)は平成8年12月4日に発生したJR函館本線仁山駅構内でのコンテナ車(21両編成)の脱線転覆事故で、運転操作の不適切により、カーブでの制限速度超過により20両が脱線転覆した)。

 これを見て、どう思いますか?                  (よーするこんじゅ・みんきー)

 

 

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