乗車案内〜。が案内する今日から始める鉄道模型講座「完全保存版」CHAPTER2

 

 まず先月は、僕の引越しや新生活の準備のため勝手に休んでしまってごめんなさい。この講座は、鉄道模型を始める際に必ず役立つので、このテキストを捨てずに取っといてください。んじゃ前回の続きから。

 

3.【鉄道模型に本当に必要な基礎知識】

 

2)鉄道模型Q&A

 

Q.1鉄道模型のメンテナンスは必要でしょうか?

 

A.1必要です。車両については約2時間走らせるたびに、市販のレールクリーナーをしみこませた綿棒やティッシュペーパーなどで、車輪の汚れを落とします。特に動力車やライト類を搭載した車両の車輪は、汚れると集電性能が落ちて、走行がギクシャクしたり、ライト類が点いたり消えたりしてしまいます。

一方、動力車のギアなどへの注油は殆ど必要ありません。注油のし過ぎによる弊害が多いので、もし注油する場合は、販売店に見てもらってからの方がよいでしょう。

レールも同様に掃除します。運転後に掃除をしてしまうほうが、汚れが固まらずに落としやすいでしょう。

 

Q.2車両が故障した場合はどうしたらいいのでしょう?

 

A.1Nゲージの車両はよくできており、故障の確率は非常に小さいですが、落としたり壊れてしまった場合は、購入した販売店に修理を依頼するのがベストです。

依頼された販売店はメーカーに送付して、修理完了後に販売店に戻すシステムになっています。

またメーカーでは壊れやすい部品の販売をしているので、ある程度の車両の分解・組立てに知識のある人は自分で部品を買って、取り替えるのもいいでしょう。

 

Q.3A社のパワーパックをB社のレールにつないで、C社の車両を走らせられますか?

 

A.3走行用の電源が共通ですから、可能です。しかし、パワーパックとレールをつなぐフィーダー線は、メーカーによって異なるので、少し工夫が必要になります。

ただし、レールに常時電流を流す常点灯(※注@)用の電源は、車両側のシステムとパワーパック側のシステムが同一であることが条件。車両の常点灯システムを導入している人は、ご質問のような使い方はできません。またポイント用の電源なども、各社それぞれの特徴があるので、使用できないと考えたほうがいいでしょう。

 

Q.4違うメーカーのレールをそれぞれつなぐことはできるますか?

 

A.4Nゲージの場合、レールの幅は9mmで共通ですが、レールの下の道床の高さが違う、レールそのものの高さが違うなどの理由から、一般的には不可能です。しかし工具を用いて、本格的に加工すれば、つなげることができます。

 

※注@正式名称:常点灯システム。従来の車両は停車中はモーター車を停止させるため、レールに電気を流さなかった、しかしこの場合、電流が流れていないことにより車両のヘッドライトやテールライトのライト類そして室内灯が停車中は消灯となってしまうために、実感身がなかった。しかし停車中でもモーター車が動かないほどの微電流を流すことにより、常点灯システムの電気基盤に電流がうまく流れ、停車中でもライト類や室内照明灯がつくようにしたもの。

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