<特集・春の新番組聴取レポート>

…って、随分古い話になってしまうのだが…。

そもそも、皆さんの投稿が少ないのと、私(編集部)自身あまり良くラジオを 聴けていない、というのが正直な感想。

1:@LL NIGHT NIPPON.COM月曜日:マーケティングの犬

(担当:ココリコ、TBC他25:00−27:00)
3/29の放送は、番組全体を通しての第1回、加えて1週間を通して唯一ほ ぼパーソナリティーが代わらない曜日、しかも担当がお笑いのココリコというこ とで私も注目していた。
内容は、スタジオから投げかけたアンケート問題に対し、リスナーが電話・フ ァックス・インターネットで回答し、その動向から世間の実態を探るというもの 。ちなみにいちばん最初のウォーミングアップの質問は「ココリコのリーダーに ふさわしいのは遠藤か田中か?」そしてこの日のメインは「もし日本が戦争に関 与することになったら、あなたは戦場に行きますか?」という非常にお固いテー マであった。それでも2時間の中で約3200件もの回答が各媒体(FAX/E-Mail )を通じて寄せられた。
まだ第1回なのでこれだけを元にしてはいけないのだが、私なりの正直な感想 としては、「これじゃココリコがかわいそう」というのが本音である。番組での トークを支えるのは1にも2にもアンケートの投票のみ。自分達がフリーでしゃ べれる場面は殆どない。幸い1回目は3000件以上集まったからいいものの、 テーマによっては最悪なかなか集まりが悪い場合だってあるだろう。実際問題と して、お笑い芸人としてのココリコを楽しむことは不可能に近く、2人の情報ナ ビゲーターとしてココリコをとらえた方がいいだろう。まぁ「考えるメディア」 としての役割ははたしているのだろうけど、何だかココリコが飼い殺しになって いる感じがして、ちょっとがっかりした。
これからどう変わって行くのか、しばし注目しておく必要があるだろう。(Captain Fook)
編:…っていうか、マーケティングというか、リサーチがメインでしょ。だと すれば、別にココリコでなくてもいい。むしろ、ココリコとしては、いかにココ リコの「味」を出すかが勝負でしょう。…って、それ以前に、この時間帯でこの 手の(マーケティングリサーチ)番組をやる意味があるのか?というのが、@LLNIGHTNIPPON.COM の編成に言えること。
討論という意味では、「トークプロレスD−DAY」という番組が、文化放送 であった(1989-90)。日曜の夜に、(主に大学生を対象にして)電話で意見を 寄せて貰い、ディベートをするというものなのだが、この時パーソナリティーを 務めていたTETSU(TETSU100%)は、この春TBCでもネットを開 始した「エージ&テツのアメリカザリガニ」(月2030-2100)のテツだそうであ る。

2:@LLNIGHTNIPPON SUPER:植田朝日のスポーツ・アル マゲドン
(ニッポン放送他火28:00−28:30 植田朝日)

「ウルトラス・ニッポン」の植田朝日といえば、皆さんご存知?のあのお方。 今年の春から、(従来も週一回出演していたが)「独占!Jリーグエクスプレス 」(ニッポン放送月−木2420-2430)に出演するようになった(注:ニッポン放 送以外の各局(含TBC)では、相変わらず三井ゆりが担当である)。あっちは あっちで、第一週にテレクラの体験リポートをやった時点で、聞く気が失せた。
で、オールナイトの方である。毎週テーマを決めてのフリートーク(FC東京 、フットサル、プロレス、アイスホッケー…)で、テーマが個人的には「俺と合 う」ので好きなのだが、リスナーからの葉書を募集する割に(何をやっても「す まん」で済ませてしまう「大仁田くんのコーナー他)、全然読まない。よっぽど 葉書が来ないのだろうか。(編集部)

3:サタデーライブスクエア・アズマランド
(FM仙台土7:00−8:55 今野東、かわのめえりこ)

基本的に内容は前身の「モーション&エモーション」とそんなに変わらない。 変わったことといえば「1週間のニュースピックアップ」と、なかなか陽の目を 見ないグループ・サークルなどを激励しようという「エリリンの明日はハレルヤ 」の2コーナーが加わったことぐらい。「トメばぁちゃんコント」や「お誕生日 コール」などは健在である。ファックスのお題制もそのままである。そして何よ り、訛り・方言大歓迎というのがこの枠の相も変わら ぬ特徴。従来通りの「ア ズマワールド」を楽しむことができる。
面白い、楽しいということに関しては今まで同様なのであえて改めて詳しく説 明する必要はないと思う。ただ、いかんせん1時間55分という時間は、話して いる当人たちにとっても聞いている我々にとっても、明らかに早すぎるし、足り なすぎる。もっと時間が欲しいというのは双方共通の認識なのだが、後に全国ネ ットの生放送が30分、60分と2つも横たわっている以上、土曜日の朝帯では 少々厳しいというのが実状である。今後時間が延びるか延びないかはまさに「私 たちの頑張りとリスナーの皆さんの協力次第」(東さん曰く)である。お願いし ますよ、蔦谷部長ー!!
なお4/3の第1回の放送ではOXの菅原美千子アナ(東さんが報道番組 「 CATCH」{土18:30−19:00}で共演中)が最後の方でスタジオ内 に遊びにきたということを最後に一筆つけ加えておきたいと思う。 (Captain Fook )


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