東北電力サッカー部1993年レビュー
(2002.2.14修正)
Jリーグのスタートが1993年。その年の秋(1993.11.13)には、宮城陸上
で市原1−4川崎戦が行われ、19,524人を動員。チケットは即日完売。
そんな中、東北電力サッカー部は東北社会人リーグでこそ3年連続準優勝に
終わりましたが、天皇杯東北予選では「宿敵」NEC山形を破り本大会進出。
「前座試合」の鹿島−NKK戦が終了後、東北電力は三洋電機洲本と対戦、
延長戦の末3−2でこれを破る。2回戦では、勇躍カシマスタジアムに乗り込む
も、仙台からの応援団を乗せたバスが渋滞にはまり、試合開始に間に合わない
という失態。試合も佐藤直樹のゴールで先制するものの、後々まで語られる
ジーコのヒールボレーなどで、1−6で敗れたのでした。
なお、この年行われた東四国国体では、東北電力を中心とする宮城県が、
成年男子一部で初優勝(徳島と両県優勝)したことも記しておく。
「仙台にJリーグを!」の署名活動が始まったのは、この年でしたっけ?
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(余談)この年の俺
社会人2年目。4月に、名古屋から岐阜に異動(引っ越しはなし)。
当時名古屋に住んでいたので(しかも瑞穂まで歩いて約20分)、
自然にグランパスエイトの応援に走るが、なにぶんチケットが入手できず。
開幕戦、ジーコのハット食らって0−5で負けた試合は、TVで見てたが
いつの間にか寝ていた。
また、ホーム開幕戦(瑞穂球技場が雨で芝がボロボロになった試合。
横浜MにPK戦で勝利するも、最後は横浜MのPKが雨で止まったやつ)は
TVで見ていたが、天才クイズのためにTV中継がPK戦直前で終わり。
初めてJリーグを見たのは、ナビスコ杯、港サッカー場での磐田戦。
なぜか宮城県スポーツセンターから、必死に電話予約して、かろうじて
取れたのがメインS席(磐田寄り)。しかし…当時JFLの磐田に、
1−3で敗れる。
そうそう、この年はワールドユース(U−17)世界選手権が日本で開催
されたっけ。ラッキーなことに、準々決勝での岐阜・長良川の試合に日本が
登場し、会場は満員。試合は0−2でナイジェリアに敗れるも、この試合の
MVPを取ったのは、今をときめく財前宣之。その他、今にして思えばGK
は小針だし、その他橋本(東北学院高−S仙台)、一木太郎、そして忘れては
いけない、植田朝日にヒデ中田にも会っている、ということになる。
サッカーの観戦は、この2試合のみ。
で、10月に東京に異動。阿佐ヶ谷の寮に住み着く。
なお、「ドーハの悲劇」(10/28、日本2−2イラン)は、自室で寝ながら見てました。
キックオフが22時で、リードした…決まったかと思ったら…。呆然。
TBSラジオでは、黒住祐子がノーテンキな声で「日本、残念でしたねー」。
・東北社会人サッカーリーグ戦<最終成績>
(1)NEC山形 (13勝1分)勝ち点27
(2)東北電力(11勝1敗2分) 24
(3)松島クラブ(5勝6敗3分) 13
(4)秋田市役所(4勝7敗3分) 11
(5)TDK (4勝7敗3分) 11
(6)福島FC (4勝7敗3分) 11
(7)盛岡ゼブラ(2勝8敗4分) 8
(8)中田クラブ(3勝10敗1分) 7
(4−6位は得失点差による)
(明らかな記録)
5.30 山形市 3−0(1−0)秋田市役所
7.10 山形市 引き分け NEC山形
8.29 宮城県 5−1(3−1)松島クラブ
11.3 名取 3−0(2−0)松島クラブ
11.14 名取 2−3(1−2)NEC山形
・天皇杯宮城県予選
準決勝 7.3 宮城県 2−1(0−0)東北学院大学
決勝戦 7.4 宮城県 2−0(0−0)松島クラブ
・全国社会人選手権東北予選(鶴岡市)
1回戦 9.10 7−1(4−0)古河電池福島
準々決勝 9.11 6−0(0−0)TDK
準決勝 9.12 3−0(1−0)秋田市役所
決勝戦 9.12 2−4(2−2)NEC山形
・天皇杯東北予選(釜石市)
準決勝 10.10 3−0(0−0)NEC山形
決勝戦 10.11 1−0(1−0)岩手大学
・全国社会人選手権(瑞穂/刈谷)
1回戦 11.20 4−1(2−0)アンフィニ広島
2回戦 11.21 1−0(1−0)東亜建設工業
準々決勝 11.22 2延0(0−0)本田技研狭山
準決勝 11.23 1−3(0−2)横河電機
・天皇杯決勝トーナメント
1回戦 12.4 宮城陸 3延2(0−1)三洋電機洲本 得)佐藤直樹2、根子
2回戦 12.11 カシマ 1−6(1−1)鹿島アントラーズ 得)佐藤直樹
・第17回全国地域リーグ決勝大会(北九州・本城)
1.21 0−2(0−2)東亜建設工業
1.22 3−3(2−0)YKK