<特集>ラジ丼元旦特番レポート。

「独占!ラジオ丼〜生でゴメンネッ!〜トラぬ宮城の元日丼」

(TBCラジオ 1998年1月1日 1800-1930)

 

 毎年恒例、TBCラジオ「独占!ラジオ丼」が贈る、元旦の公開生放送。今年は、某宗教団体提供の番組「2001年音楽の旅」のせいか?90分の公開生放送となった。

 

 一番乗りは当日の午前9時30分、林原らんまと、乕屋風天。私が毎年恒例のはぐれ上村組軍団新年会(という名のThe Wave製本作業。今年は12名参加:のいづ・ぼんばぁ、代々木伊知郎、インテグラル平塚、そのいとこ、葛西雫、ふみ、どんぶり大王、まる、ねるとん烏龍茶団、むかいはるか、アイルトン=シナ。なお、臨海亭東雲は東北新幹線の事故のため不参加)会場であるTBCホールに着いたのは、14時頃で、その時には列は3名…。なんでも、早く着いた連中は、時々TBCホールに上がっては、会場設営を手伝っていたらしい(椅子並べ、プレゼントの詰め込み…)。

 列並びでは、NSBラジオたんぱの「ワールドスーパークイズネットワーク」に電話をするも繋がらずに怒る者、高校ラグビー3回戦、啓光学園51−10仙台育英の結果に嘆く者、天皇杯サッカー決勝、鹿島3−0横浜Fの結果には順当だとつぶやくものの、観衆4万8千人に驚く者、(…全部俺やないか)。お年玉フリーきっぷを使って、長野で初日の出を見てから仙台に向かった埼玉県民は、途中の東北新幹線の事故の影響で、予定より3時間遅れての仙台入りとなった。あとは、いつも通りに冊子を配る者、雑談する者、腹を満たす者、年に一回の再会を喜ぶ者と、まぁいつもながらの人間模様。

 開場は17時の予定。というわけで、…しかし、今回はいつも列を並べるでらうまが来ない(2日後には仙台にいたようだが)ので、インテグラル平塚が列並べを担当する(1645頃)。列並べ自体はうまくいき、場つなぎに「絶叫大会」をやったのだが、17時になっても開場する様子がない。リスナーが階段を登って様子を見に行ったところ、「まだ準備ができてないので、15分待って欲しい」とのこと。なんじゃそりゃ。

 結局、17時15分に開場。用意された150個程の椅子は瞬く間に埋まる。

本番10分前。本間秋彦氏登場。今回の格好は、…特記するものなし。しかし、秘書二人(佐々木愛、鈴木早百合)は共に晴れ着!というわけで、18時。公開生放送のスタートである。開場が1715で、開演が1800。その間、リスナー(社員)は、雑談をしたり、会場でリスナーが配布する冊子を読んだり。あとは、各部の活動報告を読んだりと。各部の活動報告としては、荒井勝実による、「あの町あの店あのオヤジ」の遠征記録集(レシート、名刺等)、12月に行われた仙台モーターショーにおける、モータースポーツ部レースクイーン撮影課によるレースクイーン写真の紹介(何と、ラジ丼元アシスタントの西山みゆき嬢がいたりする)等があった。

 さて、開演を前に、出演者の登場。本間さんは普通の格好だったが、愛、早百合の両秘書は、晴れ着。まぁ、25くらいならまだ振り袖の晴れ着も許せるが、3度目の年女で振り袖を着た写真を出すSさんって…(あ、番組が違うか)。

 18時。番組開始。まずは、出演者による、新春口上。

 番組の冒頭で、会場のTBCホールに来ることのできないリスナー社員のために、TBCホールにFAXを引き込み、「FAXを使って新年の挨拶を受け付ける」…ってアナウンスしたら、実はアナウンスする前に既にFAXが届いていた。

 最初のコーナーで、FAXを何枚か読んで、最初はいきなりこれからスタート。

・「新春大喜利大会」

 会場には、観客用の椅子が並べられているが、その前には畳があり、座布団が8枚横に並べられている。そこへ登場したのが、秘書二人と、予めハガキで募集したリスナー社員5名。観客に向かって右端が開いて、そこから右から、以下の通りに並んだ。

 ・爆笑 早百合秘書       正直言って、いきなり最初からこのコーナー

 ・佐々木 愛 秘書      やるとは意外であった。

 ・天下盗り匠   (杉並区)

  「正月や 地獄までの一里塚 めでたくもありめでたくもなし」→「お前は一休さんか!」(本間)

 ・NEXT    (名取市)「はげ増しておめでとう」

 ・むかいはるか  (塩釜市)「みかんをストーブで焼いたことありますか?」

 ・ねるとん烏龍茶団(宮城野区)「明日から初売りですので宜しく。」

 ・東芝EMIの渡辺(青葉区)

  秘書以外の5人は、首からでかい名札というか、プラカードをかけての登場。

 本間さん曰く、大喜利をやろうと思ったのは、TBCラジオまつり(1997.6)を見て思いついたそうで。しかも、普通大喜利なら、事前に出演者にテーマが教えられていそうなものだが、今回はそれがなし!「皆さんのポテンシャルが試される」大喜利となるのであった。ちなみに、特に座布団のやりとりはなし。隣のNEXTが俺をネタにしようものなら、座布団の強奪でもしてやろうかと思ったが。

 最初のお題。これは、事前に番組で募集したネタだが、「ラジ丼とかけて…」の謎かけ。

・「ラジ丼とかけて」「広瀬香美ととく」(その心は)「(佐々木)愛があれば大丈夫」(天下盗り匠)

・「ラジ丼とかけて」「大盛りととく」(その心は)「そりゃあんた、ラージ丼やがな」(渡辺)

・「ラジ丼とかけて」「動物園ととく」(その心は)「野獣共がいっぱいです」(NEXT)

・「PHSととく」(その心は)「ますますエリアが拡大しています」(ねるとん)

・「ラジ丼とかけて」「エキセントリック少年ボウイオールスターズととく」

「お母様も是非ともお子さまにお勧め下さい」(佐々木愛)

・「ラジ丼とかけて」「太鼓に始まり太鼓に終わるととく」「どちらも帯ということで」(むかい)

・「ラジ丼とかけて」「金太郎飴ととく」「どこを取ってもおいしいかな。」(早百合)

 この時点で、ねるとん、むかいが一歩リード。天下盗り匠は幅を取ってる。(本間)

 

 次のお題。「ら・じ・ど・ん」で言葉をつなげる。

・ら・ラーメン。

 じ・ジュース。

 ど・ドーナツ。

 ん・んー、食い過ぎた。(渡辺)

・ら・ラ王を食べた

 じ・じいさんが

 ど・どんぶり開けて

 ん・んー、うまい!(NEXT)

・来年の

 ジャイアンツの調子は

 どうでしょう?

 んー、どうでしょう!(佐々木愛)

・来年、1999年

 自慢の仙台スタジアムに

 どんなに沢山の観客を集めて

 んーっとJリーグ一部に行こう!ブランメル仙台(天下盗り匠)

・ラジ丼の

 時間になった

 どうなることやら

 んー、楽しみだ。(ねるとん)

・ラブがあって

 自由な発想

 度胸もついてる

 んー、これがラジ丼リスナーですね。(むかい)

・ラストシーン。

 じーんと来るね。

 ドン松五郎の生活。(早百合)

 

 ラストのお題は、「いやー、大変でしたよ。」「どこ行ってきたんですか?」で、オチをつける、というもの。

・福島まで仕事で行こうとしたんですけど、タイヤが外れそうになって大変でしたよ。

(実話らしい。ねるとん)

・ラジ丼の大喜利出たんですけど、慣れない正座したもんで、足がしびれそうであらららら…(倒れて、愛ちゃんに抱きつこうと思ったが、外してしまった。(天下盗り匠)

・大学の時に、授業に出ないで、友達に代返頼んで大変でしたよ。(渡辺)

・打ち初め行ったら、あんまり出ちゃったんもんで、打ち止め食らっちゃった。

(パチンコの話です。NEXT)

 

 判定は、リスナーからの拍手で決めるのだが、一番の拍手を得たのはEMIの渡辺さん。結局、渡辺さんから好きなプレゼントを選ぶ、ということになったのだった。

 ちなみに、プレゼントといっても、でかいバービーちゃん人形。対戦ゲームとかのたぐいであった。

 曲は「ランナウェイ・エモーション」

(ベイキャニオンズ。本間さんの趣味で選んだらしい) 

 この時点で、18時40分頃。キューシートより10分くらい遅れてる。

・しりとりバトルマッチ

 通常は、木曜21時30分頃から、リスナーが二人電話で対決するコーナーだが、今回は早百合チーム(男性軍)と愛チーム(女性軍)に分かれての対戦。

(早百合チーム)荒井勝実*代表の「炎」ののぼりを持って。、ゲーセン(名取支社)、なるとりゅうじ、仙台ベイスターズ男、松本あきひこ(仙台支社)*代表ユニ。

(愛チーム)フォレスト(泉支社)、六月の名前(矢本支社)、桃色ピーチ(若林支社)かみやちづる「会場にいないとわからない」いいものを着てました(なんじゃそりゃ)

蜜柑にゃんこ(日本史研究部幕末課)*幕末ネタのコスプレ。

 

 通常しりとりは最後の一文字から始まるのだが、このコーナーは2文字でスタートし、そして「面白いこと言った時点で勝ち!」

 たとえば、最初の対決 荒井vsフォレストを例に紹介すると。

 (お題)お年玉→(フォレスト)だまらっしゃい→(荒井)やいば→いばらの道は険しいわ→岩内町→ようぜん→善光寺(ここから3文字)→こうじかび→じかびた→かびたっく ここで本間さんの判定。「フォレストちゃんの勝ち!!」

 ゲーセンvs六月の花嫁 「初詣」からスタートし、「床ずれ」で六月の名前の勝利。

 なるとりゅうじvs桃色ピーチ

 「初日の出」からスタートし、「息がくさい」で桃色ピーチの勝ち!

 仙台ベイスターズ男vsかみやちづる。

「お雑煮」からスタートし、「念仏」他でかみやちづるの勝ち!

 松本あきひこvs蜜柑にゃんこ。

 振り袖→(蜜柑)袖振りあうも多少の縁→(松本)縁があってこのこうかい→海抜3000mで蜜柑の勝ち!

 

 …というわけで、愛ちゃんチーム、5戦全勝!!

 

 ここで、またしても「曲」。…レコード会社に媚び売ってどうすんねん!

 流れとしては、しりとり→7時の時報→FAX紹介→愛の激情スペシャル。

 

・愛の激情スペシャル。

 太平洋(おおだいら・ひろし)一家で、父親は本間秋彦、母親は佐々木愛。それに長女は爆笑早百合。東京で、売れないモデルをやっている、という設定。さらに長男と長女を、会場の社員から募集し、ラジオドラマを決行する。 正月と言うことで、家族全員が集まっているということで…。

(ちなみに、このコーナーのテーマ曲は、あの「世界の料理ショー」のテーマ。本間さんが無理矢理選んだらしい)

(一本目)長男:P.T.,Heart、長女:ちさーきのぶ

 早百合のところに、「オーストラリアで水着を着ての仕事」があるので、なんだと思ったら、「カンガルーの着ぐるみの中は暑いので、水着を忘れずに」。

(二本目)長男:ミスターふくしま、長女:椰子の実。 同じネタで、オチは「コアラの着ぐるみの中は〜」。

(三本目)長男:正木天地、長女:水本れいな。 同じネタで、オチは「ユーカリの木の中は〜」。

 

 …ここで、時間は19時20分。さすがに曲はカットしたものの、日清のCMが3本連続!おいおい、最後のコーナーの時間はあるんかいな?

 その頃、TBCホールの、ステージに向かって左側には、(何も呼びかけていないのに)リスナーが並び出す。

 

 最終コーナーは、金曜のレギュラーコーナー「早百合のトンチンカンクイズ」。

 リスナーが出題する三択のクイズを、とにかく爆笑早百合が答える。通常の番組では、5問出題して早百合が勝ち越せばプレゼントなし、負け越せば出題者全員にプレゼント。んで、今回はとにかく10問正解するまでやる。10問正解すると、早百合には宮城米ササニシキ10キロがプレゼント!

 …で、本間さんが「みんな問題は考えてきたカー!」と聞く頃には、既に自然発生的に、出題する社員の列が…その数41人!もう並んでも遅い!

 最初の出題は、林原らんま。「ゲッターロボG第一回で、早乙女博士は古いゲッターロボをどうしたでしょう?(1)新しくゲッターロボGにした(2)メンテナンスして、いつでも出動可能(3)燃やした…早百合の答えは(2)。正解は(3)。

 …その時点で、オンエアでは「つぼ八」のCMが流れる。会場では、クイズが続行される。てっきり、別枠であらかじめ提供クレジットを読んでいた…と思ってたら、実は全然そんなことはなく、19時30分には「2001年・音楽の旅」…。

 結局、早百合がクイズ10問正解したのは19時35分(約20名くらい要した)。

 というわけで、その頃には既に、会場の社員は撤収の準備にかかっており、結局どたばたしている間に、会場からも撤収となったのであった。

 

 凄い終わり方だ…と思ったら、大変な知らせが入ってきた。

 というのも、元旦のその時間には、既にバスは最終が出ていたので、例年TBCでバスをチャーターするのだが、今年は何と!バスに乗りきれない人(約20名)が出たらしい。

 仕方がないので、残っていた車持ちのリスナーを使って、彼らを仙台駅まで送ることにして(一時は、TBCの営業の萩原氏の車まで出ることになりそうだったが)これにて一件落着。

 

…それにしても、今年は「終わり悪けりゃ全て悪い」放送だった、というのが正直な感想だった。以上。

 

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